工務店経営者の健康管理、健康診断はどうしてる？
会社員や経営者は、一年に一度は必ず健康診断を受けますよね。
これは労働安全衛生法に基づいて義務付けられているもので、健康管理のために毎年受診しなければなりません。
本来であれば、受診率は100％であるべきですが、現状ではそうなっていないようです。
特に従業員数4名以下の小規模な会社では、健康診断を受診していない経営者の割合が25％ほどもあると言われています。
中には、これまで一度も健康診断を受けたことがないという経営者もいるようです。
この現状について、皆さんはどのようにお感じでしょうか？
健康診断を受けないというのはもってのほかです。
生きていくうえで一番大切なのは地位でも名誉でもお金でもなく、健康だということは周知の事実です。
何かしらの都合で受けていない、受けられないという方は、すぐに改善して受けるべきです。
中小工務店にとって、経営者や社長の存在は非常に大きいです。
経営者が体を壊してしまうと、会社全体が混乱することもあります。
そのため、経営者の方々には必ず健康診断を受けていただきたいです。
健康診断を受けない理由として最も多いのが「健康診断を実施する日程や時間が取れない」ということです。
健康に対する意識が低いというか、「自分は大丈夫」と思ってしまっている人が多いのかもしれません。
こうした意識の改善はどのようにすればよいのでしょうか？
個人の意識の問題なので、難しいところです。
ただ、自分の健康が家族や社員に影響を与えることを自覚することが大切です。
若い経営者ほど健康を疎かにしがちです。
若いころは体に自信がありますから、健康診断を受けることを後回しにしてしまうことがあります。
私の知る工務店の社長も若いころは健康診断を受けたことがほとんどないとのことでした。
自分の体調が万全なのに、忙しい時に半日も病院に拘束される意味が見出せなかったようです。
たまに受けても何も問題がなく、「ほら見たことか」と思っていましたそうです。
しかし、社員に「社長は健康診断を受けていないらしい」と言われるのが嫌で、受けるようになりました。
手本を示すべきだと思ったそうです。
「少し恥ずかしい話なんだけど」と言いながら、今では健康診断を受けることが当然だと感じていらっしゃるとのことでした。
その工務店の社長自身、健康に気を使っていることはありますが、「健康のため」というよりは「昨日より今日、良いコンディションでいたいから」だそうです。
今風に言えば「アンチエイジングのため」とも言えます。
食べ物や運動には気を使われていますが、それは健康のためというよりも、日々のコンディションを整えるためになります。
その工務店の社長は、食事に関して、特に脂質やカロリーを気にすることはありませんが、3年に一度くらい「絞る」時期を設けているそうです。
夕飯とデザートを制限する期間を1か月ほどとり、3kgほど絞るのです。
そしてまた3年間好きに食べるというサイクルを繰り返しています。
しかも筋トレに関しては週4回行っています。
筋肉が増えることで基礎代謝が上がりますが、筋トレ自体のカロリー消費量は大したことはありません。
大事なのは、運動を続けることです。
健康を維持したいという理由で運動を始めるなら、まずはジョギングやウォーキングから始めると良いでしょう。
いきなり筋トレを始めるのは難しいので、手軽に始められる運動がオススメです。