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建設業の社長必見!社員が辞めたくなる理由と離職率を下げる改善策とは
こんにちは、コンサル課です。
本日は『建設業の社長必見!社員が辞めたくなる理由と離職率を下げる改善策』について解説していきます。
初めに
新年度を迎えた4月1日、町には着慣れてないであろうスーツに身を包み同期たちと会社に向かう新卒を見かけます。
近年注目されている退職代行サービス「モームリ」はご存じでしょうか?
退職代行サービス「モームリ」は、退職を希望する方に代わって会社へ連絡し、
スムーズな退職をサポートするサービスですが
新卒・正社員・パートを含め、4月1日だけで134人から依頼があったそうです。
自分で会社に連絡することなく、依頼者に代わって交渉を行ってくれる為、企業とのやり取りをすることなく仕事を辞めることができる画期的なサービスで近年使用者が増えています。
建設業界は人手不足に悩まされており、特に若手社員の定着率の低さが課題となっています。
こういったサービスが流行っていることで手軽に離職しやすくなった為、建設業界の離職も今以上に増加する可能性が出てきます。
「せっかく採用した若手がすぐ辞めてしまう…」そんな悩みを抱える社長や経営陣も多いのではないでしょうか?
では求職者が会社を辞めたいと考え出すきっかけは一体何なのでしょうか?


若手が建設業界を辞める5つの理由
1. 労働時間が長く、プライベートの時間が取れない
建設業は早朝からの作業が多く、残業や休日出勤も発生しやすい業界です。特に若手世代はワークライフバランスを重視する傾向が強く、長時間労働が続くと「このままではプライベートが持てない」と感じて辞めてしまうことがあります。
2. 体力的な負担が大きい
現場仕事では重い資材を運んだり、炎天下で作業をしたりと、体力的な負担が大きい場面が多くあります。体力的に厳しいと感じると、「この仕事を長く続けるのは無理かもしれない」と思い、退職を考える若手も少なくありません。
3. 給与が見合わないと感じる
建設業の給与は経験や資格によって上がる仕組みですが、若手のうちは給与が低く感じられることが多いです。また、労働時間が長い割に給与が見合っていないと感じると、「もっと効率よく稼げる仕事があるのでは?」と転職を考えることになります。
4. 人間関係が厳しい
建設業界には昔ながらの上下関係や職人気質が色濃く残る職場も多く、若手が萎縮してしまうことがあります。特に「仕事は見て覚えろ」といった教育方法が主流の会社では、若手が「教えてもらえない」「質問しづらい」と感じてしまい、早期退職につながります。
5. キャリアの将来性が見えにくい
若手にとって「この会社でどんなキャリアを積めるのか」が明確でないと、不安を感じてしまいます。「このまま何年も現場作業だけ?」「昇進の基準は何?」といった疑問を抱えたまま働いていると、より成長のチャンスが見えやすい別の業界へ移ってしまうこともあります。
若手の離職を防ぐために会社ができる改善策
1. 労働時間の適正化と働き方改革
長時間労働の改善は、若手の定着率向上に直結します。例えば、以下のような対策が考えられます。
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・週休二日制の導入
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・残業時間の管理強化
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・ITツールの活用による業務効率化(施工管理アプリなど)
2. 体力的な負担を軽減する工夫
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・最新の建設機械や道具を導入し、重労働を減らす
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・若手の負担を考慮した作業分担
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・夏場の熱中症対策や冬場の防寒対策の強化
3. 給与体系の透明化とインセンティブ制度の導入
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・給与の仕組みを明確にし、「何を頑張れば給与が上がるのか」を示す
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・資格取得支援制度を設け、資格手当を増やす
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・成果に応じたボーナスやインセンティブを導入する
4. 若手が馴染みやすい職場環境づくり
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・メンター制度を導入し、先輩社員が若手をサポートする仕組みを作る
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・定期的な1on1ミーティングを実施し、悩みを気軽に相談できる環境を整える
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・研修制度を充実させ、学びやすい環境を作る
5. キャリアパスの明確化
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・「現場作業員 → 現場監督 → 幹部」など、キャリアの道筋を示す
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・「○年目にはこのスキルを習得」「○年後にはこのポジションを目指せる」など、成長の目標を具体的に設定する
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・若手社員にも管理職や経営に関する知識を学ぶ機会を提供する
まとめ
建設業界で若手の離職を防ぐには、
「労働環境の改善」「給与の透明化」「職場の人間関係の見直し」「キャリアの明確化」 が重要です。
若手が「この会社なら成長できる」「長く働きたい」と思える環境を整えることが、結果的に会社の発展につながります。
社員が働きやすい環境作りを作っていきましょう!