神棚のある会社、ない会社、神棚参拝は会社に成功をもたらす？
安全祈願の意味も込められていますが、土地の神様や建物の神様といった形で、様々な神様がいます。
そのため、神棚を祭る会社は非常に多かったと考えられます。
私の実家も工務店を営んでおり、家の中や作業場に神棚が二つあります。
子供のころから毎朝手を合わせていたのを思い出します。
大人になってこの仕事をする中で、建築会社にはそういう文化が根付いているのかなと感じるようになりました。
神棚がある理由は、やはり何か意味があるのでしょうか。
実は、建築会社だけでなく、長寿の企業には神棚があることが多いのです。
正直なところ、なぜ神棚があると長続きするのか明確な理由を答えるのは難しいですが、日々の仕事や生活の中で努力し、最善を尽くす一方で、自然や事故など、自分たちの努力だけではどうにもならないこともありますよね。
そのような事に対しては、最善を尽くした上で天命を待つという姿勢が大切なのかもしれません。謙虚な気持ちを持ち続けることが、日々の参拝を通じて感謝の念を育て、より謙虚になれるのではないでしょうか。
神頼みという言葉がありますが、私はお願い事をする気持ちで参拝することはありません。
感謝の気持ちで参拝することが望ましいのだと思います。
私たちJACOFの事務所でも、出社した際には全員が神棚に参拝する習慣があります。
特に毎月1日と15日は全社員で清掃を行い、その後に全員で神棚に参拝してから仕事をスタートしています。
このような習慣は、社員にとっても良い影響を与えていると感じます。
以前、神棚のある会社とない会社について興味深い話を聞いたことがあります。
例えば、倒産企業の8割は神棚を置いていないというデータがあります。
神棚がない会社は長続きしないという事実があるのは確かです。
また、神棚が汚れている会社も同様で、榊が枯れていたり、お米やお水が毎日交換されていない場合は、上手くいかない例として挙げられます。
興味深いのは、世界中を見渡すと、創業200年以上の企業は日本に多く存在します。
100年以上の会社は26,000社、200年以上の企業は1,200社、300年以上は600社、500年以上続く会社も約50社近くあると言われています。
これがいかに素晴らしいことか、500年前は日本が戦国時代だった時代から存在する会社があるというのは、本当に驚くべきことです。
長寿の会社が全て神棚を大切に祭っていることからも、神棚が人間を律する力があるのではないかと思います。
出社時に神棚に参拝することで、清々しい気持ちで仕事に入ることができるのではないでしょうか。
社員たちもお正月には初詣に行く習慣があるため、毎日参拝しているという感覚は自然な流れかもしれません。
何かの機会に「なぜ参拝するのか」という説明をしたことはありませんが、そういった文化が根付いているのは素晴らしいことだと思います。
これから初めて神棚を置こうと思っている方には、設置する場所や管理の仕方を覚えておくと良いでしょう。
まず、神棚の設置は南向きか東向きが良いとされています。
また、神棚の上の階に事務所や居室がある場合は、「雲」と書いた紙を貼ると良いという話もあります。
毎朝お米とお水を替え、1日と15日には榊を替えるのが基本です。
年末には神棚を下ろしてお掃除し、新年に新しい神様を迎える準備をするのも大切です。
こうした管理を通じて、神棚を大切にすることが重要だと思います。
